アドビ、モバイル向けに新ソフト発表！

2015/10/06 2016/10/19

登録必須だが、iPadでも使えるのは嬉しい！

アドビシステムズは、モバイル(iOSとアンドロイド)向けに無料で基本機能だけを使えるソフトを出すことになりました。

アドビといえば、画像編集するのに便利なフォトショップ、イラストを描くのに最適なイラストレータなどを供給する会社です。ここ最近は、あまり目立った発表もなかった気がするので、久しぶりの報道？です。

パッケージ販売をやめて、月額課金システムを導入していたアドビですが、あまり人気がなかったのかもしれません。

あるいは価格が高すぎるから、いくら商品が素晴らしくても手が届かないというのが大方の意見なのでしょうか。それを今回汲み取って、使える機能を基本にだけ抑えて、フリーでの提供。とても好感が持てる内容です。

無料提供されるのは、Photoshop FixとCapture CCの２つ。前者は例の画像編集できるもので、後者は前者のソフト内でブラシをつくったり、カラー作成、動画にフィルターやエフェクトにかけたり、端末で撮影した形をベクター素材に変換するのが含まれるツール。

どうやら無料で出されるのはそれだけですが、月額2180円くらいする基本機能が利用できるので、かなり助かります。

モバイルでのウリ？は、「顔のパーツを選んで修正（口角を上げて微笑させるなど）する「Heal and patch」機能も搭載する。不要なオブジェクトを消したり、髪の毛など部分を選んで色を変える機能などもある。」(リンク先記事より)らしく、パソコンで行うよりも手軽にできます(たぶん)。

なお２つのツールを使うには、Adobe IDの登録(無料)が必要になります。対応端末は、iPhone(アイフォン)だけでなく、iPad(アイパッド)でも使えるとのことなので、比較的作業はしやすいツールになっているでしょう。アンドロイド版も対応される予定ですが、まだ準備されていません。

発表の中にひょっこり顔を出したので気になったのが、「Adobe Fuse」。取り込んだ画像から３Ｄモデルを作成できるというツールで、付属の服・ドレスをつくったモデルに着せられるということもできるみたいです。

どんなフィギュアのスタイルであっても、自動リシェイプするので、すぐにポージングに移れます的なことが動画やリンク先に載っています。

PoserやDAZ Studioと同じくらいにカスタマイズが可能なのか、ソフトの価格はいくらなのか気になるところですが、今のところはあまり情報が上がっていないので、もうしばらく待つ必要がありそうです。できれば無料あるいは格安であればいいなと思います。

ソフト自体はアメリカのMixamoが開発・販売？していたもの。今年の６月アドビが買収し、これからアドビクリエイティブクラウド(Adobe Creative Cloud)として、リリースされることになっています。

なんとなくポーザーとマーベラスデザイナーの良い部分？を集めてつくったような印象を持ちましたが、どんな感じに仕上がってくるのか、とても楽しみです。

他は従来のアドビ製品のアップデート情報ですので、別段惹かれるものはありませんでした。ここのところは、無料画像編集ソフト、無料アプリの台頭で、アドビの存在感が薄くなってきている気がしないでもないので、これを機会にまた頑張ってほしいです。

※ITmediaニュースというサイトへのリンク

※①②ともに日本のiTunesストアへのリンク

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